観劇初め

2012年(平成24年)もするりんと始まってますね。

今年も気まぐれによろしくお願いします。

と言いつつ早速ですが、

2月は休みかな。多分。

1月は…大晦日・お正月と嫌になるくらい「気まぐれ〜」が流れたからもうええんちゃうん?

ということで、今年の観劇初めはミュージカル「ア・ソング・フォー・ユー」を県立芸術文化センターで。

カーペンターズ・ナンバー尽くしのいわゆるカタログ・ミュージカルです。

サッカー番組とかでおなじみの川平慈英、元宝塚の春野寿美礼が主演、尾藤イサオや杜けあき、上條恒彦らベテラン勢が脇を固めているという安心して観ることのできるハート・ウォーミングストーリー。

70年代、ベトナム戦争がズルズルと長引いていた頃の米軍横田基地にほど近い福生のライブハウスを舞台に、挫折の記憶や後悔をちょっとずつ抱えている登場人物たちが不器用ながら前に進んでいくお話…なのかな。

彼らをなぐさめ、勇気付け、寄り添うのはカーペンターズの曲。あらためて聞くと本当に名曲たくさんあるねえ。また、優しいのよ。

そんな曲がたくさん流れるんだけど、ライブハウスでショウとして歌われるものがほとんどで、衣装とか振付が可愛いし楽しい♪

カーペンターズ・カバーバンド「翔子&フレンズ」のメンバーを演じているのは春野寿美礼、元四季の吉沢梨絵、松たか子の姉 松本紀保の3人。

吉沢さんは四季の頃、「夢から醒めた夢」で観たことがあって、相変わらずキュートな演技を観ることができてなんだか嬉しかったな。

宝塚にしても四季にしても、そこに居続ける人もいて辞める人もいて、辞めた人の中でも舞台を続ける人、テレビや映画をする人、後進を育てる人、まったく違う世界に行く人…様々だと思うけれど、どこかのフィールドで輝いてくれていると、観劇して感激した側の一人としては幸せを感じるのでありますです。

そういう意味でも幸せな観劇初めでした。

そうそう、この劇場で前回観たのは鄭義信さんの「焼肉ドラゴン」でした。60年代末〜70年代初め、飛行場近くが舞台だったので飛行機の音が印象的だったけど、今回の「ア・ソング・フォー・ユー」も基地が近くだったので飛行機の音がたくさん聞こえて、それがいろんな想いを載せて…。

ラスト近くの青空と白い雲が綺麗だったなあ。

今年一年があんな美しい空のような爽やかなものになりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

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非日常的空間の非日常

劇場は非日常を味わえる場所。
たくさんの人々が、それぞれの日常の様々なことを一旦忘れて
ひとときの夢の世界に遊ぶところ。

…なんであるが、
先日(といってものんびりしている間にひと月以上たっちゃった。)のこと
そんな場所がいつもと違う雰囲気になっている状況を拝見する機会に恵まれた。

10月22日。翌日から「マンマ・ミーア!」が開幕する劇団四季の京都劇場で公開舞台稽古が行われるとのことで、幸運にもお声掛けをいただきお邪魔してきた。

いつもはいっぱいの客席も、この日いたのは報道関係者とスタッフの方だけ。
不思議な緊張感が漂っている。
我々は上手後方のブロックにいるように指示を受け、テレビカメラなどに邪魔にならないようちょこんと座って、始まるのを待っていた。

始まる15分くらい前だろうか、客席中ほどにキャストやスタッフの皆さんが集まってきた。
その中心には…おお、浅利慶太氏。
なぜか「本物だあ…」という変な感想を抱きつつ見守っていると、その浅利さんがこちらに歩いて来られて
「好きなところに座っていただいていいですよ。どうぞどうぞ。」
と我々上手後方ブロック隊に言われたのだ。
せっかく言われて動かなかったらそれも申し訳ないということでごそごそと前方に移動した。
振り返るとさすがにテレビカメラは動けないみたいだった。
こんな時、身軽なラジオって素敵w
しかし申し訳ないほどに簡単機材で来てしまった。

簡易ICレコーダー1台のみ。外部マイクなし。すみません。

だって、そんなに録れると思ってなかったし。すみません。

そんなこんなで始まった「マンマ・ミーア」。
京都劇場開場10周年記念公演と銘うっての上演である。
この作品、実は以前名古屋まで観に行ったことがあった。
その年、メリル・ストリープ主演で映画化もされるということで
「マンマ・ミーア年やねん」
と勝手に決めてお正月に観に行ったんだった。

その時とはキャストはもちろんセットや演出とかも変わっていた。
ここが面白いところだし、何度も観てしまう所以なわけだけれど。

今回主役のドナを演じている女優さんは以前ドナの娘役を演じていたという。
長くやっている演目ってこういうことがあるんだな。
ABBAのメロディにのせて繰り広げられるドタバタラブコメディ、
でもホロリとさせる親子の愛。じんわりくる大人の愛。
そしてぐっとくる友情…。

来年3月までは延長が決定しているらしいですぜ。
あなたもぜひ非日常の空間へ。

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白と黒とグレー

何度観ても泣いてしまう、でも大好きなミュージカルがある。
先日10月15日にたつの市の赤とんぼ文化ホールに来るっていうからまた観に行ってしまった。

劇団四季オリジナルミュージカル「夢から醒めた夢」

赤川次郎原作、ミュージカル化にあたって作曲を担当したのは三木たかし、宮川彬良の両氏。
わかりやすくて覚えやすいメロディ、楽しいストーリーや仕掛け…。
四季のオリジナルミュージカルといえば、子供向け、ファミリー向けと思われる方もいるだろうけれど、これは大人(年齢だけは間違いなくワタシは大人である)が観ても楽しめるし、結構考えさせられる作品でもある。

劇場のロビーに入った時からお楽しみは始まっている。
3メートルはあろうかという高脚ピエロが歩き回っていたり、
おもちゃの兵隊のタップダンスが始まったり…。
席に座ると舞台では白黒ピエロのマジックショーが始まっていて、
通路のいたるところに不思議な仮面をつけた人がたたずんでいたり、なんだか妖しい雰囲気が。
そして、観客はいつの間にか舞台の世界に連れて行かれてるのだ。

1日だけの約束で幽霊の少女と入れ替わったピコは霊界空港に行く。
幽霊はパスポートを持っていて、生前の行いに応じた色に分けられている。
白と黒とグレー。
このパスポートの色によって幽霊の行先が決まるのだ。

白と黒はわかりやすいかもしれない。
善人は白、悪人は黒。
でも、グレーの判定は非常に難しいと観ていて思う。
スピードを出しすぎて後ろに乗せていた女の子を巻き添えにして事故死した暴走族。
893な世界で殺し合いをしていたヤクザ
いじめにあって自殺をした学生
家庭を顧みないで仕事をして過労死したサラリーマン。
みんなグレーなのだ。
誰かを苦しめたり悲しませたらグレーに入ってしまう。
…こうなると自分もグレーかもしれないという気になってくる。

毎回観る度に感じることが変わる…今回は少々複雑なグレーの気持ちで舞台を観ていたのだが
毎回同じところで泣いてしまうのは一緒。
老夫婦が出てくるだけで泣いてしまう。
これは「父が先に亡くなって母が後から亡くなった」というシチュエーションがワタクシの両親を彷彿とさせるからというのが一番かもしれない。
それから、母親が娘への思いを抑え込むシーンも決まって泣く。

人生半分くらい生きてると、「生と死」ってのはとても身近なテーマで
何を観ても自分のすぐ側にある「生き死に」と比較したり重ね合わせて感じてしまうのだと思う。

あ、もちろんあんまり難しいこと考えずに観ても楽しい作品だから、小学校低学年からでもOKのはず。
観る機会があったらまた必ず行くだろうな、私。

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そこはどんな学校なん?

姫路には定時制高校がいくつかあったのだけれど
今は姫路北高校のみとなっている。
ここの演劇部には取材させていただく機会が何回かあった。
全日制の学校より練習時間を長くとれない分、苦労も多いと思う。
でも、アトリエ公演やホールでの自主公演を見せてもらうにつけ、
「劇団(演劇部だけどね)」への好感度は上がっていっている。

てなことでとても期待して観に行かせていただいたのが
イーグレひめじ あいめっせホールで上演された
姫路北高等学校演劇部第8回公演 「ボクラノユクエ」

プログラムに書かれた顧問の先生のあいさつによると
全日制の先生に「定時制ってどんなとこ?」と聞かれることがあったり、他の学校の演劇部が高校生活を描いた作品を観る内に、
「うちの演劇部が王道の学園ものをやったらどうなるんだろう」
と思ったことがきっかけで今回の作品作りがスタートしたとのこと。
部員にアンケートをとったり、エチュードを繰り返して脚本を作っていったりといつもとは違う作り方をしたらしい。

舞台装置は箱と椅子と台…とてもシンプル。
でもとても複雑(に見えた)な組み合わせで数々のシーンを作って
昼間の彼らの生活も描いていた。

ややシリアスすぎるくらいのオープニングから
軽いノリのシーンに変わって、…と思ったらちらりちらりと問題が見えてきて。
1時間の上演時間はあっという間だった。

公演のひと月ほど前に部員の数名の方と話をする機会があって、
この時はもう本当に申し訳ないことに私が未熟な故にろくろく舞台の話が聞けず
なんとなく部員の皆さんも消化不良な顔をしていた気がする。

ところが、上演後の舞台の上の彼らの笑顔ときたら!
よしよしと頭をクシャクシャしてやりたいような…なんだか親のような気持ちになってしまった。

翌日の最終回を観たうちのディレクターは
「よかったよー、たくさん来てたよー」
とのことで、どうやらみなさんの評判も上々だったらしい。

今度は11月5日に文化センターで西播大会。
他の高校の作品も観てみたいので何とか時間を作ろうと考え中…。

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写真って難しい。

パルナソスホールというパーソナリティ泣かせの舌をかみそうな名前のホールがある。
これは姫路市立姫路高校の同窓会が頑張ったそうなんだが
ものすごーく、響くホールなんである。
パイプオルガンを設置しているのでオルガンがよく響くようにということで設計されたのかもしれない。
残響時間が満席時で1.9秒とか。

たまに地元の幼稚園の音楽会がこのホールで開かれたりして、贅沢な話なんだけれど、あまりに響くので太鼓の音を合わせるのは毎回大変そう…。
でもこんなホールで演奏するなんていい経験だと思う。うらやまし。

先日10月2日に「このホールでやってくれて有難う、気持ちよかったよ」と言いたくなったコンサートに行ってきた。
オペラユニットLEGENDのコンサート。

パルナソスホールの湯浅さんがえらく力を入れていらしたしw
チラシにも「歌あり、笑いあり、芝居あり」って書いてあったので
芝居があるなら観てみようということで…。

姫路駅から同じバスに乗り合わせた綺麗なお姉さま達は遠方から来られたらしく
姫路城が保存修理工事見学施設「天空の白鷺」に覆われているのに驚いたり、
道々に並ぶシデについて考察したり、となかなかおもしろかった。

今回は前から5列目のど真ん中という席をとることが出来た。
なんせ「イケメン5人」っていうから我ながらミョーに力が入っている。
正直チラシの彼らは全員がイケメンかというとそうでも…ん?ゴニョゴニョ失礼。
でも、きっといい芝居をしてくれるに違いない。期待は高まる…

下手の扉がさっと開き、2人の黒スーツの男性が現れた。
「おおおおおっ!誰やこれ、かっこええやんっ!!!」(ツクモの心の声)
彼らは爽やかに礼をするとピアノに座った。
「あっノーマークやった!ピアノ伴奏ええ男やんけ、おまけに連弾やん」(心の声である)
(ワタクシ連弾でおなじみレ・フレールも大好きである。)
続いて、真っ白な衣装のレジェンドの皆さんが姿を現した。
「おっ、ええやん、ええ声やし、かっこええやん、え?写真と違うやん」(何度も書くが心の声である)
ずらりと並んだ5人。同じように白の衣装なんだけれど、長さやデザインがちょっとずつ違う。
それがまたそれぞれのキャラクターに似合っていて見ていても楽しい。

リーダーの吉田さんがメンバー紹介をするのだが、よく練られたセリフになっていて
会場の雰囲気もいい感じに上がってきた。
確かうちの夕方の番組に電話ゲストで出てくれたのも吉田さんだったかと思う。
話ができるテノールは強いだろうなああ。

ステージは2部構成になっていて、1部はトークと歌曲…荒城の月とか乾杯の歌、あと落葉松を歌ってくれて…ハーモニーに包まれる感じがして気持ちよかった。
「ブラボー!」の練習って初めてやったけどあれは楽しかった。
練習の後も勇気をもって何度かチャレンジした。
癖になるやもw

2部は「ホストクラブLEGENDの一夜」お芝居仕立てで、歌が入るからちょっとミュージカルテイストで…笑ってばっかりだった。

しかしここで私はちょっとだけ後悔をした。
通路に近いところにいると、運が良ければプレゼント(と言ってもカプリコとか食器用洗剤とかw)がもらえたり、握手してもらえたりしちゃうのだ。
ワタクシのど真ん中の席だと熱い視線しか…ちぇっ。
自分のオバ度がやや上がっていることを意識させられたが、こういうのって関西のオバちゃん…お姉さんたち大好きだからね。盛り上がる。
でもってええ声で目の前で歌ってくれちゃうわけだよ。
ま、視線だけでもごちそう様♪だったけど。

ひとつわかった。

プロフィール写真とか宣材写真はホンモノとは違うものだ。

実際に舞台を観に行って確かめるべし。

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